⒈エコ効果に関する“証言”

サステナブル社会の実現に貢献しています

   

●紙には「環境にやさしい」というストーリーがあります

「紙と印刷メディアには“環境にやさしい”というストーリーがある。伐採された木材のほとんどは建材用、燃料用に使われていて、(欧州では)紙としては11%に過ぎない。紙を適切にリサイクルできるなら、森林は守ることができるし、CO2も排出させない。電力の半分はIT機器やパソコンで消費され、その分、CO2の排出量も多いのである」

(日欧・印刷環境フォーラムⅡ講演;Print Power Europe専務理事・Martin Eustace氏)

※印刷メディアは、今でもコミュニケーションにおけるもっとも強力で、かつサステナブルな手段であることを力説しています。「紙と印刷は、語るに足る環境にフレンドリーな素晴らしいストーリーをもっている。印刷メディアの魅力や重要性をもっと知ってほしい」と主張しています。

●「紙」のサステナビリティ-(持続可能性)はこう評価されています

・今日の欧州において、紙のコミュニケーション分野はもっとも持続可能性がある。

・効率よい方法で天然資源を利用することで、マイナスとなる環境・社会影響を削減する。そして、社会の求める持続可能な消費を実現できる。

・商品寿命の尽きた商品のリサイクル促進に伴い、紙は欧州においてもっともリサイクルされる商品となった。

・再生可能エネルギーへの関与により、森林産業は欧州においてもっとも重要な再生可能エネルギーの生産者ならびにユーザーとなった。

(欧州印刷産業連盟INTERGRAF)

※エコ意識が高い現代社会の風潮のなか、電子メディアが急速に普及するにつれて、ペーパーレス時代の到来がしばしば叫ばれていました。しかし、「紙」と「印刷」は木材という自然の資源を使っているとはいえ、決して地球環境を阻害する要因とはなり得ないことが分かってきたのです。

●電子メディアは必ずしもサステナブルとは限りません

・英国の電気消費量の2%はデータセンターで使用されており、これは航空業界とほぼ同じレベルである。

・今後10年で、英国の家庭で使われる電力の半分は、パソコンやラップトップなどのIT機器のために使われるだろう。

・400キロバイトの添付ファイルを付けたメールを20人に送ると、100ワットの電球を30分点灯したのと同じ電力を消費することになる。

・コンピュータの60~70%は、つねに電力を点けっ放しした状態にあるが、これは、15億台分の電気ストーブを1時間使ったのに相当する。

・オンラインで新聞を30分以上読むと、紙の新聞を読むより20%以上エネルギーを消費する。

(Two Sides and Print Power Europe)

※印刷メディアを製作するのに要するエネルギーは、たくさんの電子機器を製造し、それをネット上で運用するためのエネルギーよりはるかに小さいことがわかります。印刷メディアは保存して繰り返し読める強みをもっていますので、初期の製作コストを補って余りあるほど「環境にやさしい」といえます。

●インターネット上で30分以上、電子新聞を読むと……

「電子コミュニケーションは紙ベースの媒体より環境にやさしい、という意見に対して、『インターネットで新聞を30分読むと、配達された新聞を読むよりもCO2を20%も多く排出する』と、ストックホルム技術大学では結論づけている。印刷物は唯一、製作過程が一回だけのメディアだが、他のメディアの場合、閲覧するたびにエネルギーを必要とする。カーボンニュートラルな製品はないということを認識してほしい」 

(日欧・印刷環境フォーラムⅠ講演;INTERGRAF専務理事・Beatrice Klose氏)

※印刷メディアを読むのに必要なCO2は、端末の電子デバイスを使用するときに発生するCO2より少ないことを意味しています。電子メディアは、購読者が多いほど、また長時間受信するほど電力消費とCO2発生が増え続けるのですが、その点、新聞は、大勢の人が繰り返し何時間読んでも不変なのです。

印刷本来の利点と結びつけたら……

冒頭にご紹介したマーティン・ユースタス氏は、印刷メディアがもっている本来の価値について、同じ講演のなかでこうも話しています。
  「印刷メディアには教育・学習、識字率の向上に大きな力がある。電子ブックや画像モニターで本当の理解能力が高まるのだろうか? 印刷メディアの方がはるかに有効だと考えられている。印刷メディアを読むことは心地よいとされ、その可読性が読者に好まれている。紙への記録は長期保存に効く。『重要な情報は紙の方がよい』という若い人が多い」
 一見、環境問題と関係なさそうですが、マーケティング(販売促進)効果やコストパフォーマンス(費用対投資)効果と結びつけることで、「発注者である企業、エンドユーザーとなる消費者に、印刷メディアのサステナビリティーと有効性をより一層理解してもらいやすくなる」と同氏は主張しています。「環境を守ることで印刷メディアの需要が高まる」という信念をもっているわけです。

     

※環境保護印刷推進協議会提供

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