⒉CO2削減の取り組み

温暖化防止へ排出量を抑制しています

   

●欧州の印刷産業は三つの角度からCO2を削減しています

欧州印刷産業連盟(INTERGRAF)が定めている温室効果ガスの排出抑制基準は、
 ①印刷設備から直接排出される量
 ②消費する購入電力から間接的に排出される量
 ③購入資材の生産、印刷製品の販売・サービスなどに伴う、その他の間接排出量の3の領域(スコープ)からなる。別途定めた13の基本項目(算定基準)に厳密に取り組むことで、印刷会社が発生する典型的なCO2排出量の95%をカバーできる。残る5%は、工場運営の改善や印刷用紙のリサイクルに関する努力で削減している。

(日欧・印刷環境フォーラムⅠ講演;INTERGRAF専務理事・Beatrice Klose氏)

※国連の温室効果ガス議定書の内容を参考に上記のような標準条件を定め、また、資材調達から印刷生産、梱包・輸送、さらには社員の通勤、社有車使用に至るまでのバリューチェーン全体の排出量算定項目についても説得力ある原則だとして、印刷会社に取り組んだ結果の報告を義務づけています。

印刷産業が発生するCO2はわずかです……

低炭素社会の実現は、地球温暖化を危惧する全人類の願いです。温室効果ガスの排出を削減するには、企業活動や社会生活のなかで私たち全員が少しずつ努力していくしかありませんが、もっとも効果的な対策はCO2を極力発生させないことにあります。
 印刷産業のCO2排出量は、産業全体の総量に比べればほんのわずかしかありません。しかし、そうはいっても削減の義務を負っているという点では、他の産業と同様です。日本においても印刷産業レベルで上記のような具体的な抑制策を掲げ、温暖化防止へ向けて印刷各社が真剣に取り組んでいるところです。
 印刷会社は事業を営む企業です。CO2の排出量を削減するためには、省エネ活動に取り組むことがきわめて現実的で、かつ実務的だと考えています。それには、生産設備の効率的な稼働などで、電力やガスなどの使用量を可能なかぎり削減することが必須条件です。CO2の削減に取り組む日々の企業姿勢は、お陰さまで印刷市場やお客様から大きな信用を得ることとなり、実際に多くの受注機会をいただいています。

     

※環境保護印刷推進協議会提供

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